ウォーターサーバーの水の種類!RO水と天然水それぞれの特徴
ウォータ―サーバーの水には種類があることをご存じでしょうか。ウォーターサーバーの水にはRO水と天然水の2種類があり、それぞれ特徴が違います。それぞれの特徴をしっかり理解して、ご家庭にぴったりのお水を選びましょう。
ウォーターサーバーの水の種類について
ウォーターサーバーの水には「RO水」と「天然水」の2種類があります。それぞれ簡単に説明すると、RO水は普通の水をろ過して作る水のこと、天然水は特定の水源から採取した水のことをいいます。ウォーターサーバーで扱われる「RO水」と「天然水」について詳しく知ると、自分に合ったお水を選びやすくなりますよ。
RO水の特徴
「RO水」とはRO膜と呼ばれる逆浸透膜を使って作ることから「RO」と名づけられています。RO水の源水(ろ過する元の水)は水道水や地下水です。水道水というと、カルキの臭いや不純物などが気になる方も多いかもしれません。しかし源水をRO膜でろ過することで、水分子以外のほとんどの不純物を取り除くことができ、クリーンでおいしい水となります。
RO水のメリット
RO水はピュアウォーターとも呼ばれていて、不純物をほとんど含まないのがメリットです。RO膜は一般的なフィルターでは除去できないイオンや金属、ウイルスまで除去してくれるので、安心しておいしい水を楽しむことができます。RO水で使用するろ過装置は、簡単に設置できることから、飲み水だけでなく、調理用や加工用、医療の分野など幅広く利用されています。
RO水のデメリット
RO水はメリットもありますが、デメリットがないわけではありません。RO水のデメリットとしては、ミネラル成分も除去されてしまうことがあります。RO水を天然水と比較すると、ミネラルが含まれないぶん香りや味わいの差に気が付く人もいるでしょう。そのためRO水の中には、RO膜でろ過した後にミネラル成分を加えているものもあります。
天然水の特徴
「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」。この3つの言葉はどれもよく似ていますが、実はそれぞれ違いがあります。ここでは、それぞれの種類について少しだけ紹介していきます。
ナチュラルウォーター
特定の水源から採水した水のみを使い、ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の物理的および科学的処理を行わない水を「ナチュラルウォーター」と呼びます。
ナチュラルミネラルウォーター
そしてナチュラルウォーターのうち、地下水を源水とした、土壌のミネラル成分が多く溶け込んだ水は「ナチュラルミネラルウォーター」と呼ばれます。ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターは、自然由来の水として「天然水」といわれることも。
ミネラルウォーター
一方で「ミネラルウォーター」は、ナチュラルミネラルウォーターを原水とするものの、ろ過・沈殿・加熱処理に加えて除菌・殺菌処理を行ったものを指します。加工した水と見なされるため、天然水とは呼ばれません。わずかな違いによって呼び方が変わってしまうなんて、消費者である私たちから見れば「そんなに厳密に決めなくても…」と思うこともありますよね。
しかし生産者はそれほどこだわりをもって作っている、ととらえることもできます。天然水の多くは軟水で、その柔らかな口当たりと喉越しのよさから、小さなお子さんや乳児のミルクづくりや胃腸の弱い方にもおすすめです。